【本】教養としての投資 奥野一成著 レビュー【付加価値を見る】

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みなさんこんにちは、チョークと申します。
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今回は「ビジネスエリートになるための 教養としての投資」奥野一成著の読書レビューをしていきます。「教養」と付いているだけあって、投資をする方もしていない方でも役に立つ内容と感じました。

筆者は投資歴は6年ほどで、現在は資産のほとんどをオールカントリーのインデックスファンドで運用しています。(NISAに移行した影響が強いです)

ただ、以前は米国の個別株にも手を出しており、増えたり減ったりしていました。その当時、この本に出会っていたら成績も変わったかもな、と感じましたので、ご紹介させていただきます。

この記事は要約というよりは筆者の学び、感想をシェアする内容となっておりますので、ご了承ください。それではよろしくお願いいたします。

著者について

まずは著者についてご紹介いたします。

奥野 一成(おくの かずしげ)は日本の投資家(ファンドマネージャー)。農林中金バリューインベストメンツ株式会社の常務取締役・最高投資責任者 (CIO)。日本では数少ない「長期厳選投資」を掲げるファンドマネージャーの一人。現在、農林中金バリューインベストメンツで主に機関投資家向けの日本株と米国株の集中ファンド運用と、公募設定された「農林中金<パートナーズ>おおぶね」シリーズの運用を行っている[1]。趣味は釣り麻雀。著書『ビジネスエリートになるための 教養としての投資』はベストセラーであり、高校生のための金融教育教材[2]を無償提供するなど若年層向けの投資教育[3]にも携わっている。

Wikipediaより。

ご覧のように、「厳選した株を長期保有」という投資手法を実践されている方ですね。
投資の神様ウォーレン・バフェットにも通じる方法だと思います。

どんな本?

この本では、購入する株の選び方を解説し、またそれはビジネスに必要な教養にもなる、ということが述べられています。

確かに株を購入する時、その会社や業界について調べる必要があると思います。それだけではなく、政界情勢や世界でのトレンド等、多くの知識を要求されます。

そういった意味では、株を厳選できるという事は、会社を見る目が養われている、と言うことができます。それは確かに、ビジネスで必要な教養になるのではないでしょうか?

ということで今回は、本書で紹介されている株の選び方と、教養についてそれぞれ解説していきます。

株の選び方

まずは投資先の選び方についてです。

みなさんは株を買う、となった際、明確な根拠を持って選ぶことができていますか?

筆者は本書を読むまでは確実にできていませんでした。雰囲気でトレンドに乗ったり、ユーチューバーの話を聞いたり等、行き当たりばったりだったと思います。恥ずかしい限りですが。

では、どのような方法が紹介されているでしょうか?
この本ではまず、調べる論点をまとめることを推奨しています。これは、産業構造、業界の流れ等を調べ、どうやって利益を稼ぐ体制を構築しているのか?を明確にしていくことです。他にも、それは今後も継続するのか?業界や競合の動きは?等、その企業を取り巻く環境をまとめていきます。

その際に重要なのが、投資額に対し、どれだけの利益を上げているか?という点をしっかり調べるということです。この辺りは決算資料を見ることで確認できますね。

なぜ投資額に対する利益を重視するのか?
それは、長期的な株価の動きをグラフにすると、利益の増え方とリンクしているからです。短期的には上下しても、しっかり稼いでいる企業の株価は長期的には上がっていく、ということですね。

以上の方法で、強靭な構造を持つ会社の株を見極め、厳選して買う、ということが推奨されています。

強靭な構造を持つ会社とは?

では、強靭な構造を持った会社とは、どんな会社でしょうか。
本書では、世間への付加価値があること、高い参入障壁があること、長期的な潮流に乗れていることの3点が挙げられています。

①付加価値

まず1点目は世の中への付加価値を付けられているか?です。世の中への必要性と言い換えることもできます。

その企業でないと成すことができない事業をおこなっているのか?という視点で見てみましょう。

例えば、ディズニーランドを運営するオリエンタルランドが紹介されています。確かにディズニーのキャラクターは独自のものです。また多くのファンに夢や楽しみという付加価値を提供しているということもできますね。

②参入障壁

次に、高い参入障壁があるかを確認しましょう。これは、誰も勝負しようと思わないほど、その業界で高い壁があるのが理想的とされています。

例を挙げるならば、GAFAのような、会社の規模の大きさでビジネスを行っている企業でしょうか。真似したところで、莫大な資本力の前にいつか競争に敗れることになると思います。

③長期潮流

3点目は人口の増減等、普遍的、不可逆的なものを考える、ということです。人口が増える地域でビジネスをする方が、人口が減少する地域で勝負するよりチャンスは大きいはずです。

また、将来に渡って今の利益を出し続けることができるのか?なんなら増やし続けることができるのか?という部分も見ていきましょう。

以上、これら3点を満たしている企業が強靭な構造を持っていると言えるかと思います。投資先を選ぶ際のご参考にしていただければ幸いです。

また、現在の株価が高くて買うのを迷う、というのはあるあるだと思います。そのような時は、少しだけ買うことを推奨されています。

これは先ほども述べましたが、利益を増やす企業の株価は長期では上昇するからです。今がてっぺんかはわからないので、とりあえず買う。上がれば買ってよかった、下がれば買い増しすればいいと考えましょう。

教養について

そして、この本で投資ノウハウ以上に学びになったのが、教養の部分です。
大きく3つご紹介します。

①企業の本質とは、社会に付加価値をつけること

筆者はこのような視点で「企業」というものを考えたことがなかったので、とても新鮮でした。
今の仕事は何かしらの付加価値を付けられているのか?
このブログは読者のみなさまに付加価値を付けられているのか?

筆者もこの考えを常に意識し更新していきます。

②値付けは付加価値から導き出すべき

これは価格設定をする時に、「その製品はどのくらいの付加価値を生み出すのか?」を考えるべき、ということです。

本書では原価から考える日本人の経営者は、顧客を見ていない、とまで言われています。確かに原価率という言葉はよく聞きますし、付加価値に目が行っていない傾向はあると感じました。

これに関しては企業側も「やりたくても利益を出さないといけない」ので安易にできない事もあると思います。ですが、付加価値という視点は失わないようにしたいと思いました。

③勉強とは「時間」を「能力」に変える活動

最後は言葉遊びのようですが、この考えを持つことで勉強への意欲が向上すると感じました。

受験勉強等、「勉強」と聞くと嫌なイメージがあります。ですが、「この時間で自分の能力を向上させている」と考えることで、時間を費やすことに抵抗がなくなるのではないでしょうか。

少なくとも筆者は、能力の向上のため、勉強の時間を確保したいと思います。

まとめ

筆者がこの本を読み、自身に取り入れようと思ったこととして、

投資に関しては

・強靭な構造を吟味する(付加価値/参入障壁/長期潮流)
・株価の値動きよりも利益を今後も増やし続けられるかを見る

個人的な教養としては

・能力を高めるために勉強する
・顧客へ付加価値を売る

これらを意識していきたいと思います。
他にも多くの学びがある本になりますので、気になる方はぜひ本書を読んでみて下さい。

ということで今回は以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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